管理会社に就職したキッカケ~完全未経験からの転職

転職

管理会社に就職するまで

大学を卒業して、最初に管理会社に就職したわけではありません。

いくつかの職種を渡り歩いて行きついたのが管理会社でした。

管理業務主任者・マンション管理士を取得

大学では法学部を卒業し、司法書士を志していた時期もありました。

働きながら法律専門学校に通っていたのですが、なかなか合格できない中で焦りがあり、何か実績を残したいと思って受験したのが「管理業務主任者」と「マンション管理士」でした。

このときはまだ、この資格が本職になるとは全く思っていなかったなあ

そして司法書士試験への挑戦を断念すると同時に就職を決意し、資格を活かして採用された「独立系管理会社」で勤務することになりました。

まったく業界も企業も研究しておらず、本当に適当な決め方でした。
その後の人生を大きく左右することになるとは・・・・

弱点=人とのコミュニケーションが苦手

人と話すことが苦手です。

初対面の人と何を話せばいいか分からないし、飲み会も嫌いでした。

完全に、隅っこにいるボッチタイプです(笑)

そんな自分を変えようと考えて、あえて真逆の仕事に挑戦してみたかったんです。

かなり無謀な荒療治ですし、そんなことで生まれ持った性格は変わらないのです。

今もやっぱり人との対話は苦手です!

就職先の探し方

採用されたのはたまたま「独立系管理会社」でしたが、当時、独立系もデベロッパー系も区別はついていませんでした。

だって、業界研究していないんですから。

転職サイトに登録

よくある転職サイトに登録して、給料条件の良さそうなところに申し込んでみると、資格があることと、二十代で若かったことが武器になり、書類審査は簡単に通過しました。

今も昔も、フロントは常に人手不足の傾向です。
若さと意欲があれば、未経験や無資格でも採用されやすいです。

これは今もあまり変わってないと思います。


管理会社は色んな会社から常に求人が出ているので、インターネットの転職サイトを利用するのが一般的です。

中でもおススメは転職エージェントを利用することです。

複数の会社の情報を一括で取り寄せたり、表に出ていない情報が聞けたり、履歴書や職務経歴書の添削をしてくれたり、面接のアドバイスなどしてくれます。

要は窓口が一本化されるため、心理的な負担が軽減される効果が大きいです。

ハローワークや、企業のHPから直接申し込むのは少数だと思います。

求人はとても多くて、その中から「アタリ」「ハズレ」を見抜くのは難しいです。

当然、私は全くできませんでした!

最近の大手管理会社は「ワークライフバランス重視」を前面にアピールしています。
採用担当によれば「厳しい環境だとすぐ辞めてしまうから」だそうです。
労働環境はかなり良くなってきているので、きちんと募集要項や企業HPなど調べれば、大きなハズレは避けられるでしょう。
中小企業は・・・・その辺は特に気を付けましょう。

採用が決定

ブラック企業危険度が高いのは、中小企業やいつも募集している求人常連企業
※個人の見解です

ただし求人常連企業は、業績が好調で増員募集の可能性があります

中小企業は、物件数に対してフロントが足りず、激務になりがちで離職率が高い。

つまり欠員による補充です。社内の

情報が世に出てこないので実態も分かりづらい。

同じ「求人」でも、増員募集か欠員補充か、動機が全然ちがうんだよなあ

そして私が最初に入社したのは中小企業でした!

面接の当日、その場で内定が出て入社書類を渡され、考える間もなく自分の人生が決まった瞬間でした。

あの時の自分を小一時間、説教したいです。

初めての管理会社勤務

前任者が辞めるということで欠員補充による採用でした。

入社当時を思い出すと、今でも冷や汗が出ます
最近はようやく夢に見ることはなくなってきましたが、

不思議と記憶が飛んでいるのは自己防衛機能でしょうか・・・

前任者は1ヶ月で居なくなり、業務マニュアルがなく、質問しないと誰も教えてくれません。

でも周りの社員も忙しすぎるので、質問する空気じゃなかったのですごく気を遣いました。

見よう見まね、自分で考えて工夫して実行する。究極のOJTです。

あまりの忙しさに目の前のことで精一杯でした。
「辞める」と考えられないくらい思考停止・洗脳状態だったかな。

最初の大失態~初めての大規模修繕

引き継いでいきなり最初の仕事、大規模修繕工事が着工しました。

融資を受けることは決まっていたのに、工事完了まで融資の申し込みをしていませんでした。

いつ、何をすればいいのか知らなかったんです。

あれ?残高が足りないのにどうやって工事費を払うんだろう?

銀行が振り込んできてくれるのかな?

理事長が手続きするのかな?

工事費の支払い時期が近づいてきたのにお金が足りない。

フロントが、申し込みから審査書類の準備など、全てのお膳立てをするなんて。

せっかく借りてあげるのに、すぐに貸してくれないなんて!

結果的に、どうにか無理を言って頭下げて、最短で融資してもらって、支払いができました。

管理組合にも失態はバレませんでした。

むしろ一生けん命、融資の手続きに奔走してフロントが頑張ってた、というイメージだったかも。

「所詮は他人事」

先輩社員の迷言・・・いや、名言です。

自分の無知による失敗は数え切れません。怠慢による失敗も。

修羅場を迎えたときにこの言葉を思い出して、自分を落ち着かせて乗り越えました。

でも怒られるのが大嫌いな私は「自分の判断がマンションの将来を変えることもある」と自覚して、仕事は準備が9割だと考えるようになりました。

所詮は他人事だけど、怒られるのは嫌だから準備は万全に!

修羅場や失敗談が反面教師になったら報われるので、思い出したら書いていこうと思います。

たぶん、もう時効ですし!

コメント

  1. たっきー より:

    所詮は他人事って、もしかして私の元上司と同じ人?(笑)
    私の上司も「所詮、他人事。命までは取られない」が決まり文句でした。今では私のフロント人生においても決まり文句です。

    • mankanfrontmankanfront より:

      同じ上司なのか、もしくは教科書に載せてもいいくらいの普遍の真理なのかもしれません笑笑
      真面目な話、自分のことのように考えるのはサービス業として大事かもしれませんが、心を病むリスクも大きいので、【所詮は他人事】という考え方は自分を守る大事な逃げ道になります!