入居者にマンション業界関係者がいたら、管理会社はやりにくい?~ランキングで答えました

管理に関わる人たち

「入居者にマンション管理士がいたら?」というご質問がありました。

それをもうちょっと発展させて「マンション業界関係者がいたら?」というテーマにしてみます。

全く気になりません!と言えばウソになるなあ・・・

「マンション業界」と言っても幅が広いので一概に言えませんけど、自分(管理会社)に近い存在ほど、総会などで顔を合わせると緊張感が高まります。(こっちが勝手に意識しているだけ)

でも理事会メンバーに入るのは、ほとんど気にならないし、むしろ心強いと感じます。

つまり、外野からヤジを飛ばされたり、ツッコミを入れられるのがイヤだということですね。
私がクレームに打たれ弱いせいもあって、仕事をやりづらいと感じてしまうからです。

やりづらいと感じるマンション業界関係者を、ランキングにしました!

注:個人的な主観と経験調べによる勝手ランキング

4位 建築関係・設備関係専門業者

建築・設備関係というと、これも幅がめちゃくちゃ広いです。
だから、どこのマンションにも必ず数人いるのが当たり前です。

幅が広いということは、裏を返せばマンションに詳しいとは限らないということになります。
ですから、他の組合員さんと差を感じることも少ないし、私もあまり意識しません。

しかし例えば鉄部の塗装工事を計画する時に「塗装会社に勤務している方の意見を聞いてみよう」のように、重要ポイントで活躍します。
でも、仕事を自宅のマンションに持ち込みたくないと考える方も多いようですよ。

そして建築関係に携わっている方は、修繕委員長に推薦されることが多いです。
もちろん本人が同意していればいいのですが、仕事とプライベートが切り離せないようで、ちょっと気の毒かなあと思います。(この件は別の記事で書こうと思います)

3位 マンション管理士・管理業務主任者

資格を持っていても、なかなか有資格者であることをカミングアウトされません。
ある程度親しくなったり、総会が終わってからこっそり打ち明けられます。

住民さん<br>(資格者)
住民さん
(資格者)

実は私もマンション管理士もってるんですよ!

資格で生計を立てているわけではなく、知識はあるけど実務経験が無い方が多いですね。

勉強熱心でマンションへの関心が高いことは間違いなく、総会で質問をされても「的を射ている質問」「本当に知りたいと思っている質問」ということは伝わってきます。
こういう質問には、真摯に対応したいという気持ちになります。

管理組合の重要な人材になる可能性がありますので、大事にしたい人です。

政治家のイラスト(男性)
知識をマンションに役立てたいと思っている人が多いです

第2位 管理員(他社に所属)

他の管理会社に勤めていて、現役でマンション管理員をされている方です。
自己主張がちょっと強めの方が多いイメージがあります。

でも決して悪い意味というわけでもなく、自身の仕事にプライドを持っているから「知識と経験を使ってマンションを良くしたい」という熱意も伝わってきます。

住民さん<br>(管理員)
住民さん
(管理員)

自分が勤務しているマンションでは、こんなこともやってますよ。
ウチのマンションでも、取り入れてみたらどうですかね?

自分が管理員経験者ということは隠さず、ストレートに提案もします。
たまに自己主張が強くなりすぎて、一歩も引かない頑固な方もいるので対応に困ることがあります。

それでも、役員を頼んだら引き受けてくれることが多いです。
フロントや管理員の苦労をよく知っているだけに、役員になれば良好な関係を築けていると思います。

番外編 元・管理員さん

それも、住み込みだった管理員さんが退職を機に部屋を買って区分所有者になるケースです。

よほどマンションに愛着が湧いたんだなあ。
人間関係が良かったことの証ですね。

いままで自社の従業員だったのに、明日から突然所有者にクラスチェンジ。
親戚や家族も同じマンションの別の部屋を購入して、一族で住むというケースもありました。
と言っても出しゃばるでもなく、総会に顔を出す人もいれば、一切関わらなくなる人もいます。

老人を中心にした大家族のイラスト
元管理員さんが一大勢力に?

正直なところ気になる存在ではありますが、仕事をする上でさほど気にしません!
悪い感情は持ってないですし、変わらず仲良くさせてもらいます。

第1位 管理会社勤務(フロントマン)

フロントでもマンションに住んでいる人はいます。
きっと、マンションを購入した後で管理会社に就職した人だと思います(ただの偏見)

2種類のタイプがいて、自己主張するタイプ・自己主張しないタイプ

もし私がマンションに住んでいたら、きっと後者(自己主張しない)になると思います。
興味本位で出席して、こっそりと観察するだけでしょう。
そういえば、他社のフロントの総会って一度も見たことないんですよ。見るチャンスもないし。

天井に隠れる忍者のイラスト
他社のフロントの総会さばきを陰からこっそり見てみたい・・・

ところが前者(自己主張する)は、ガンガン質問やら指摘やら飛ばしてきます。

意地悪な質問、聞かれたら嫌なことをピンポイントで突いてくる。
さすがツボを心得ていらっしゃる。

でも、一般の組合員さんを議論から置き去りにしていることに気づかないあたり、空気読めてないなあと思いつつ対応します。いや、負け惜しみじゃなく…

そして自ら「管理会社に勤めててフロントやってるんです」とは言いません。

理事長
理事長

じゃあ専門だし、詳しいし、役員やってくださいね

こう言われることを知っているからでしょうね。

でも何より傷つくのは、

あなたも普段は苦労してるんだろうし、フロントの気持ちを分かってくれるんじゃなかったの??

と、仲間(と勝手に思っている)に裏切られたような悲しい気持ちになったりすることです。
なんだか片思いで振られたみたいで、みっともないですね・・・・・

書き終わってみて、ランキングにするほどのことじゃなかったなと思いましたが、「専門分野を活かして(過度に)主張が強く、こちらの仕事の領域に踏み込んでくるタイプが苦手」という私の弱点が分析できました!

コメント